「無力だなぁ」って思うけど私は諦めない

こんにちは!イラストレーターのうさみ みのり(@usawhip15)です。

先週の土曜日に思った出来事についてお話させていただきます。
用事から帰る途中、電車に乗っている際に広告の「電車に揺られながら居眠りしている会社員の絵」を見てこう思いました。

「絵の世界でさえも外で働く人たちは家でしっかり寝る時間も確保できないくらい疲れてるというイメージなのかな…」と。
全ての方に当てはまるわけじゃないと分かっていても、
周りの方々の話を聞いたり、ネットやテレビを見て、やっぱりそういうイメージを感じてしまいます。

なんだかその現実に悲しくなってしまいました。どんな人も時間だけは平等で1日は24時間しかありません。
それに、私はその疲れている人たちに寝る時間を与える力はないし、疲れを取る力もないのです。
そういう心に余裕がない人ほど力になってあげたい、と思うのに…。

話は少しずれますが、私は学生時代にコンビニでバイトしたことがあります。

前からあらゆるところで話題にしていることですが、仕事帰りに漫画雑誌を買っていく会社員の男性を見て「ああ、この人は好きな漫画の最新話を読むことを楽しみに今日を頑張ってきたのかな」って思ったことがあります。

その漫画がその男性を救ったように、私も今日を頑張る誰かの疲れを癒したい、心を救いたいって思うけど私って無力だなぁって思ってしまいました。

理由としては私の場合、まだ思うように形にできてないものが多すぎるし、無名ってのももちろんあります。
それに私はかわいいものが好きなAさんを救えたとしても、
かっこいいものが好きなBさんを救うことはできないかもしれない。
何ならCさんもかわいいものが好きだけど、私の作るかわいいと少し好みがズレててCさんは救えないかもしれない。

人に好みという感情がある限り、私の絵はこの世に生きる全ての人から好かれるわけじゃない。
全人類を救える無敵のクリエイターにはなれないよなぁって考えてしまいました。

もっと言ってしまうと、Dさんは私の絵がとても好みだったとしても、
まだ私に出会えてないのなら私はDさんの力にはなれないわけで…。

確かに私の一度切りの人生で出会える人は限られている。
だけど、それでもなるべく多くの人の力になりたい。生きる希望を作れる存在でありたいと思いました。
実際にはやらないけれど、例えるなら「この絵が必要としてくれる誰かのもとに届きますように…」と祈りながら、
描いた絵を風船に付けて空へ飛ばす…
そんな風に100個飛ばした風船が1つでも誰かの元に届いて、役に立てば良いなぁってそんな気持ちです。

それでも私は体調を崩しやすいのもあり、毎日頑張ることはできませんが、
休むことがあっても「諦める」はなし!でいつかどこかの誰かさんの心に届くようにひたすら描き続けたいです。

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